鬼退治で活躍した桃太郎のチカラは子孫へと代々受け継がれ、その後、 魑魅魍魎を駆逐する役目を担っていた。
次期党首である吉備ハクレイも元服し放浪したまま便りの無い父に代わり「桃太郎」を襲名する。
近頃、 温羅が封印された首塚の近くで黒い鬼が頻繁に目撃され襲名して間もない桃太郎に「鬼退治」の任務が与えられる。



世を脅かし恐怖に苛まれた温羅の時代は、 時の朝廷の命により初代桃太郎の手によって封印され、 よもや幻影と化したように思えた。
その時代は「武陵桃源」の世と称され、 安穏な時代の時が刻まれていた。
だが一度は途絶えた鬼の血を受け継ぐ梟雄により、 歳月をかけ「温羅復活の儀」を執り行う目論見が暗暗裏に進められていた。
―――温羅が再び蘇ろうとしている。
